都市と会話する建築
ユーザーの日常をAIが学習し、ユーザーに最適化された空間を自律的に作りだす建築を設計した。建築は一度形が決まると不変だが、この建築は学習したデータを元に常に形が変化し続ける。設計した建築は、体育館、公園、住宅、図書館、オフィス、劇場、ギャラリーを含んだ複合施設である。具体的な物語としては、その建築に住む本好きの住人に対しては、ベットが図書館に近づき生活空間の移動することなどがある。そういったように私が設計したのは、個人に最適化された空間が同時多発的に発生することで、今まで出会うはずのなかったものに出会えるような偶然の出会いを誘発する建築である。そしてこの建築は、街中の潜在的な人間の活動を顕在化する役割を持つ建築となり、日常生活を送りつつも何かしらのきっかけを得る場所として機能する。その結果、現実空間において人々にインスピレーションを与える存在となる場所となるよう設計した。
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